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small yard  (ii)untitled

frp 2800 x 3700 x 1200

満員電車で目を閉じる。自分のパーソナルスペースは時間とともに広がっていき、それと同時に周りの人間のそれとオフバランスに押し合う。この状況で最も激しい空間は息のつまる車内ではなく、立つ床と線路の間の空間だ。そこにはすごい速さで激しく混ざり合う床の上とは別の世界が広がる。 しかしそれよりも静かで激しいのは途方もない量の記憶や論理がぎっしりとつまった私たちの身体の中身だろう。針金でマケットの制作を重ね、frpで実寸に起こした。中は空洞であり、早い空気が流れる。 

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